入国までの経緯5
前回のあらすじ
諦めきれない筆者は航空券をキャンセルし、新たな航空券を再度手配しました。
さて、三度目の正直でようやく入国できそうな航空券を手に入れた筆者。
1時間遅刻となりながらもPCR検査を済ませ、無事陰性証明書が発行できました。
これにより、入国の手続きはすべて終わった……
……ように思えただけでした。
さらなる問題が起きたのは搭乗の直前です。
出発の時刻まで暇を持て余していた筆者でしたが、ついうっかりしており、出発の40分前ぐらいまでチェックインを済ませていませんでした。
が、肝心な筆者は、「まぁ40分もありゃ流石に大丈夫やろ」とかボーッと考えてました。ほんと何考えてるんですかね。
で、手荷物を預けていざゲートを潜ろう、とした時、
「お手持ちの航空券だけでは入国を許可できません。」
「え?」
……なんかもうこの展開に慣れてきましたね。
なんか半分くらい、「あーまたね、はいはい。」って感じな自分がいました。
スタッフ曰く、「3ヶ月以内に帰国するという証明として、帰国用の航空券を手配する必要があります」とのこと。
どういうことかというと、アメリカのビザの代わりになるeTAは、滞在期間が3ヶ月に設定されており、アメリカから3ヶ月以内に出国する必要があります。
よって、その証明として帰りの分の航空券が必要とのことです。
で、更に入場は飛行機の出発20分前までとのこと。この話を聞いた時点で残り15分以内入場しなければなりません。なんで早くしなかったんだよ…ほんっっっっっっと馬鹿………
前日や早朝の航空券騒動諸々で頭がバグってた筆者はまともに理解できず、なんかよくわからずひたすらスマホをポチポチ調べてた気がします。
たぶんこんなかんじ。
しかし、今回は超絶優しいスタッフのお姉さん達がどうにかできるようにアドバイスしてくれました。
今航空券を手配すれば良いこと、その航空券は入国後にキャンセルしても問題ないこと、その航空券は24時間以内にキャンセルすればキャンセル料が発生しないことを教えてくれました。
しかし残り15分の中、これだけ丁寧に教えてくれたにもかかわらずさっきからバグりっぱなしの頭のせいで航空券の予約に苦戦しました。完了して気がついたら残り2分になってました。
それを見かねたのか、スタッフ総出で他の手続きを準備してくれました。あらゆる工程をサクサク進み、ギリギリ搭乗まで滑り込みました。
こんなクソみたいな客にも最後の最後まで付き合ってもらった上、無事到着できたら連絡してください、と渡してきた名刺には、
「無事出発できてよかったです!お気をつけて!」
って書いてあって涙でました。
本っっっっっ当にありがとうございます……
こうして無事??出国することができました、とさ…
おわ………ったら良かったんですけどね。
つづく。